紬(正絹)の着物

紬の着物は、とてもお求めやすいものから、希少価値のある高価なものまであります。 値段の違いを確認しておきましょう。

紬の着物は、同じ正絹でも、価格に違いがあります。木綿の着物と同様、 機械織と手織りでは値段に差がでてきます。また、縞なのか、絣なのか、柄の細かさなどによっても差がでてきます。それに加えて、 紡ぐ糸によっても価格に差がでてくるのです。糸の質・糸の太さ・糸の染め方にも、違いがあり、着物の中で一番難しい着物です。それぞれ、 大まかな基準を示しますので、確認してみてくださいね。

●5万円以下の着物

 一概にはいえないのが悲しいところですが、価格の安い紬は基本的にくず糸を集めて、長い糸にして、 機械で織っています。もともとは、短い糸を集めているので、年月がたつと、付加のかかるところが、摺れてきたり、毛羽立ってきます。時には、 ひざやお尻の部分がのびたようになるものもあります。紬の良し悪しは、直接お店の方に聞いてみましょう。

 

●20万円以下の着物

  機械織の紬が中心です。柄も絣柄よりは、縞などの着物が多いようですが、 それぞれの質によって価格が違ってきます。

 

●30万円以上の着物

 柄の細かさや染めの違いなどによって機械織のものから手織りのものまであります。 糸は機械で紡いでいるものがほとんどです。

 

●50万円以上の着物

 紬糸は、手で紡ぎ、手織りが中心です。糸の質・太さ、糸の染め、柄の細かさ、 どれをとっても最高のものです。手織りのよさは、紡いでいるときに空気が入るために、とても軽く、風合いがいいことです。 機械織の硬さはなく、とにかくしなやかで、着心地もとてもいいものです。